連載スタート!医療現場を支える勤務シフト改革
- admin4965
- 5月27日
- 読了時間: 2分
更新日:6月2日
「働きやすさ」と「医療の質」を両立する、シフト自動作成の可能性とは?

「勤務シフトが、なかなか決まらない」「何度も修正が必要で、本来の業務に集中できない」
そんな悩みを抱える医療現場は、少なくありません。
医療機関は24時間365日体制。看護師や薬剤師、技師など、多くの職種が交代勤務で現場を支えています。シフト作成には、資格や経験、希望休、夜勤制限、勤務ルールなど多くの条件を考慮しなければならず、その作業は煩雑で属人的になりがちです。
その結果、現場のキーパーソンに過度な負担がかかり、他の業務にしわ寄せが出る――。そんな“見えにくい課題”が、医療サービス全体の質やスタッフの働きやすさに影響を与えているのです。
こうした課題を解決する手段として、今注目されているのが「勤務シフトの自動作成システム」です。
ですが、「うちの現場は特殊だから無理」「システムを入れても結局手直しばかりになるのでは?」といった声も多く聞かれます。
本連載では、そうした現場の疑問や不安に向き合いながら、「本当に現場で使えるシフト自動作成とは何か?」をテーマに、現場視点でわかりやすく解説していきます。
次回以降の連載予定(全8回)
第1回:勤務シフトの自動作成が医療現場で難しい4つの理由
自動化が思うように進まない背景を、構造的にひも解きます。
第2回:多様な職員の属性をどう管理するか?
「スキル」「役職」「勤務制限」など、正確な属性管理が鍵。
第3回:シフト作成ルールをシステムにどう落とし込む?
担当者の“頭の中”をシステムが再現できるようにするには?
第4回:スタッフが“働きやすい”と感じるシフトとは?
夜勤明け、連勤回避、希望休――現場が大切にしている工夫とは。
第5回:公平性と平準化をどう実現する?
夜勤回数のバランスや連休の配分、公平なシフトづくりの視点。
第6回:役割と担当部署を割り当てる複雑なロジック
時間帯だけでなく、業務の割り振りまで自動化するには?
第7回:属人化をなくし、業務継続性を高めるには?
システムを「使いこなす」ための運用設計と手順づくり。
第8回:デジタル化がもたらす新たな可能性
スキル育成、業務改善、効率化…シフトデータのその先へ。
忙しい現場こそ、効率的で納得感のあるシフトづくりが求められています。
この連載が、皆さまの現場での業務改善や働きやすさのヒントになれば幸いです。
次回からの本編、どうぞお楽しみに!
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