ピープル・パフォーマンス・マネジメント(PPM)は経営の3要素である人の資源を、フローの観点で効率化を図ることを狙ったものです。右の図は、縦軸が管理対象、横軸が管理の視点を示していて、管理対象を物と人、管理の視点をストックとフローとして、ITソリューションを分類しています。
物をストックの視点で管理するためのITソリューションは在庫管理で、様々なシステムが開発され、実際に広く運用されています。物をフローの視点で捉えて、ビジネスの効率化を目指したITソリューションがSCM(サプライチェーン・マネジメント)です。
一方、人に関しては人事・給与を管理するITソリューションはHCM(ヒューマン・キャピタル・マネジメント)と呼ばれる分野のものが広く運用されていますが、これは人的資源をストックの観点で管理するアプリケーションです。一方、人的資源をフローの視点で捉えたソリューションは今までありませんでした。具体的には「勤務の効率」と「スタッフのモチベーション」の観点で人の勤務の効率化を目指し、それをマネージするものがPPMなのです。
勤務の効率はサービスの需要の多い時間帯にどれだけ必要なスタッフが勤務できるかを計測することによって定量化します。
サービスの需要の大きさに対応して決る必要人員数と、勤務するスタッフの人員数が重なった部分の人時をサービス時間とすると、この人時を出来るだけ大きくする勤務計画を作ることによって効率を改善します。
これを考慮することがPPMの大きな特徴の一つです。サービス業では、サービスを提供するスタッフのモチベーションの高さが提供するサービスの品質、そして生産性に大きく影響します。勤務計画はスタッフのモチベーションを高め、維持するための重要な要素の一つです。勤務計画を作成する上で考慮する事項の例は以下のものです。
勤務の公平性
働きやすいシフトの組み合わせ